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「相手が怒っていると感じる時」・「相手に傷つけられたと感じて辛い時」にどうしたらいいですか?

Q. 「相手が怒っていると感じる時」・「相手に傷つけられたと感じて辛い時」、にどうしたらいいですか?
 という質問がよくありますので、治療例をお示しします。

 



A. 当院での治療例 を紹介します(いつもこのやり方というわけではありません)

回答1:「相手が怒っていると感じる時」
 相手が怒る理由は、多くの場合、相手の不安が原因です。何か困った事があり、不安→イライラとなり、不快を表明しているのです(自覚がない場合もあります)。相手は、こちら側(もしくは周りの誰か)が、不安を解決することを希望しています。こちら側に非がない場合(相手が誤解している場合など)もあります。相手に怒りをぶつけることは、自分の感情を使って、相手を自分の命令に従わせることになるので、慎むべきですが、余裕がない時などには、自覚なく行ってしまいがちです。誰もが、自身の行動を振り返る機会を持ちましょう。


対策1 まず時間をおく、距離をとる
対策2 相手の不安な内容がわかれば、可能であれば、対応してみる
対策3 相手の不安な内容がわからなければ、相手か、相手とうまくやっている人に、うまく聞き、対応する



当院では、状況に応じて上記の詳細検討を行い、現実的な対応方法を来院者と考えていきます。


回答2」「相手に傷つけられたと感じて辛い時」
 相手をわざと傷つける人は、ほとんどいません(わざとでないにせよ、相手が傷ついたと言えば、誤っておいた方が、多くの場合無難ですが。)。「自分が傷ついたと感じたこと」を「相手のせい(「相手に傷つけられた→相手が悪い」)」にし、自分のストレスを相手の責任に転嫁しているだけです。相手を攻撃したり、謝罪要求することは禍根が残り、人間関係を破壊します。まずは相手を許しましょう(そもそも、相手は、ほとんどの場合、悪くないのですが)。許しは無限に。

対策1 自分が、なぜ相手に傷つけられたと感じたかと考える。→ほとんどは、自分の考え方の問題です。相手を攻撃したくなった場合は、自分の不安から怒りが生じている場合が多いので、自分の不安について書き出してみましょう。良い対策がうかぶはずです。
対策2 相手に、「次からどうして欲しいか」を上手にお願いする。相手を責めずに、お願いベースにすることが重要です。
対策3 自分から相手に、事前に苦手なことを伝えておけば、相手が嫌なことを無理強いしてくることはまずありません。それでも、嫌な事が続けば、距離を取るか、仕組み化して解決しましょう。

当院では、状況に応じて上記の詳細検討を行い、現実的な対応方法を来院者と考えていきます。

2021.05.23 | よく頂くお問い合わせへの回答,医院ブログ,こころの症状や病気,ストレス 適応障害 孤独