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「家族のうつ病への対応は?中等症の時」

・「家族がうつ病で心療内科に通っていますが、どう接したら良いのか分からなくて悩んでいます」と、ご家族からのご相談を受けることがありますので、まとめてみました。 最初の3ヶ月の対応がとても重要です。

<中等症、もしくは受診後2ヶ月から3ヶ月>
・睡眠が不安定ながらも何とか眠れるようになり、食欲も少しずつ出てくる頃です。「脳とからだ」が回復している最中です。自責感や悲観も徐々に改善します。自分のことを少し客観視できるようになってくる時期です。

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家族の対応例
・1日2-3回の定期的な短時間の声かけを継続して下さい。集中力が多少回復してきている(新聞やニュースの内容がそこそこ頭に入ってくる)なら、今後のことを少しずつ(15-30分程度で)話し合っても良いでしょう。
・不眠が強い場合や、悲観や自責が強い場合は、頭の働きが鈍く、話し合いが負担になることも多いので、あせらずに声かけを続けながら、経過をみてください。
・過度の励ましや気晴らしの外出が負担になることもありますので、外出した場合は本人の負担度を確認するか、主治医に治療への影響がなさそうか相談してください。その方にあった、対応を外来でお話しさせて頂きます。

・人間関係は楽しいものですが、一生を通じたストレス因子でもあります。ストレスでうつ病になることは辛いことですが、まずはしっかりと休養し、「脳とからだ」を休めて、頭の回転が戻ってきたところで、生活の立て直しを行っていきましょう。

当院が早く社会生活に戻ることができるようにお手伝いさせて頂きます。

愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院

2016.06.07 | うつ病のすべての記事,こころの症状や病気,復職 リワーク,ご家族の方へ うつ病に関して