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強迫症(OCD)によくある症状は?
・「自分でもおかしいとわかっているのに、どうしても気になってしまう」「安心できないから繰り返してしまう」というのが特徴です。
◆ 1. 強迫観念(きょうはくかんねん)
👉「頭に浮かんで、どうしても気になってしまう考え・イメージ」
🔁 汚れが気になる:「ドアノブやお金に触ると病気になる気がする」
🧯 火の元・戸締まりが心配:「ガスの元栓を閉めたか不安」
🧠 よくないことが起きる気がする:「このままだと事故が起きそう」
👿 攻撃的・不適切なイメージ:「大切な人を傷つけてしまうのでは」
😰 縁起や数字へのこだわり:「“4”や“9”が不吉で避けたい」
◆ 2. 強迫行為(きょうはくこうい)
👉「気になりを解消するために繰り返してしまう行動」
🧼 手洗い・消毒を何度も繰り返す
🔁 鍵・ガス・電気などを何回も確認
🗂️ 物をきっちり並べたり、左右対称にするまで直す
🧮 頭の中で数字や言葉を数え直す
💬 同じ質問や安心を何度も他人に求める
◆ こんなふうに感じたら注意
「こんなことで悩む自分がおかしいと思うけど、やめられない」
「時間がかかりすぎて、仕事や家事、学校がうまくいかない」
「家族や周りの人にイライラされたり、関係が悪くなってきた」
➡ それは“性格”ではなく、治療できる“病気”かもしれません。
◆ 強迫症は「治療できます」
お薬(主にSSRI)や、行動療法(ERP)で改善が可能です。
早めの相談・治療で、症状は軽くなり、生活が楽になります。
💬 患者さんへのメッセージ
「こんなことで悩んでるなんて言えない…」と思う気持ちはとても自然です。
でも、それはあなたのせいではありません。
強迫症は『やめたくてもやめられない脳のクセ』です。
安心してください。一緒に治していけます。
豊田土橋こころのクリニック 院長
2025.04.06 | よく頂くお問い合わせへの回答,医院ブログ,こころの症状や病気,その他の不安症