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「軽症うつ病への治療は何をする?」
軽症うつ病への治療は、1、2を全例に行い、3、4は必要に応じて行います。
(うつ病学会ガイドラインを参考にして診療を行っています。)
1 状況把握(家族、学校、会社などの社会状況 ストレス因の確認 不眠 不安 不安障害の合併 双極性障害 脳や体の病気 依存性物質や薬によるうつ症状の可能性について検討します)
2 支持的精神療法(支持と共感に基づいて、治療が円滑に進むための信頼に基づいた治療関係を深め、うつの特徴について資料やパンフレットを用いて説明(心理教育)していきます。うつがひどい場合、ご本人の了解の下に、ご家族への説明もお勧めしています(治療環境を整えるため)。)
3 薬物治療(新規抗うつ薬を使用します。効果が出始めるまでに1−2週間かかります。)
4 認知行動療法(うつ病の否定的な認知に焦点をあて、行動を活性化していきます。結構頭を使うので、集中力が下がっている場合はきついかもしれません。日本の現状では、対応できる医療機関は限られています。)
うつ病 うつ状態の診断治療に関することは、是非当院にご相談ください。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.03.24 | うつ病のすべての記事,双極性障害 Bipolar disorder 1型 2型,うつ病 一般,こころの症状や病気,カウンセリング,ストレス 適応障害 孤独