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「現代日本での死因って何が多いの?」
少しびっくりするようなタイトルですが、普段あまり見かけない情報だと思います。死亡者数と年齢のグラフです。人口が多い年代は死亡者数も多くなります。
中年ではがんの死亡が目立ちます(緑)。65歳(前期高齢者)から「脳血管疾患」「心疾患」が増加し、75歳(後期高齢者)-94歳で死亡者数がピークになります。
75歳以上では肺炎と老衰の割合が高まっていきます。90歳以上では女性や認知症の方の割合が多くなり、3分の1から半数が肺炎や老衰で亡くなられます。
一方、20-64歳では、自殺が占める割合が一定以上あり、これにはうつ病、双極性障害、統合失調症、依存症、摂食障害、その他の精神疾患などが関係している可能性があると思います。
医療を通じて不幸な死を少しでも減らせるように努力していきます。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.03.25 | うつ病のすべての記事,院長の独り言,こころの症状や病気,認知症