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「抗うつ薬の選択はどうするの?」
・Comparative Efficacy and Acceptability of 12 New-Generation Antidepressants: a Multiple-Treatments Meta-Analysis Lancet, 373, 746 – 758, 2009
・色々な意見はあるものの、抗うつ薬はどれも同じでなく、効果、副作用、コストに多少の差があり、バランスが重要です。
・上記の研究結果から、副作用や脱落率の低いエスシタロプラム(レクサプロ)やセルトラリン(ジェイゾロフト)の処方が好まれる場合が多いと思われます。
・現在飲んでいる薬との飲み合わせ(特に高齢者の方)や、過去に効いた薬があればそれを使うなど、柔軟な対応が求められます。
・もし、不眠が強ければミルタザピンも有効だと思います。痛みにはデュロキセチンでしょうか。
・1剤目で効かなかなければ、ストレス因への対処方法を見直したり、2剤目を試すことも重要です。
・最近は増強療法としてアリピプラゾールを少量使用することも、有効という報告があります。
・認知行動療法も有効ですが、高価であり、施行できる医療機関は限られると思います。
抗うつ薬のことに関しては、当院にお気軽にご相談ください。
豊田市の心療内科 土橋こころのクリニック 2016年8月開院予定 (7月予約開始予定)
2016.04.13 | うつ病のすべての記事,認知行動療法(CBT),こころの症状や病気,ストレス 適応障害 孤独,その他の不安症,働く人のうつ病,女性のうつ病 不登校 子育て 受験 妊娠出産 月経困難 気分の波,中高年のうつ病