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「家族のうつ病への対応は?重症の時」

・「家族がうつ病で心療内科に通っていますが、どう接したら良いのか分からなくて悩んでいます」と、ご家族からのご相談を受けることがありますので、まとめてみました。 最初の3ヶ月の対応はとても重要です。

<重症の時、もしくは、受診後から2ヶ月>
・集中力がなく、頭が鈍く、楽しめないのがうつ病の症状です。涙もろくなったり、怒りっぽくなったりする方もいます。とにかく脳とからだを休めて、睡眠、食欲、集中力、悲観、自責、イライラ、不安を回復させる時期です。

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家族の対応例
・身の回りのことで何かして欲しいことはないかを、1日2-3回(朝晩、朝 昼 眠前の3回)定期的に短時間で確認して下さい。例:「何かして欲しいことある?」 睡眠中の場合は声かけのタイミングをずらして下さい。
・声かけのしすぎが本人への負担になることもあるので、声かけの方法は本人と相談し、ペースを合わせましょう。過度の励まし、気晴らしの外出や旅行などは負担になるため、症状を悪化させることがあります。
・一方、一人になるより誰かが近くにいてくれた方が気分が楽というタイプの方もいらっしゃいます。 その方にあった、対応を外来でお話しさせて頂きます。

・人間関係は楽しいものですが、一生を通じたストレス因子でもあります。ストレスでうつ病になることは辛いことですが、まずはしっかりと休養し、「脳とからだ」を休めて、頭の回転が戻ってきたところで、生活の立て直しを行っていきましょう。

当院が早く社会生活に戻ることができるようにお手伝いさせて頂きます。

愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院

2016.06.06 | うつ病のすべての記事,こころの症状や病気,ご家族の方へ うつ病に関して