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「困難は分割せよ?」
・デカルトの言葉です。
・Divide each difficulty into as many parts as is feasible and necessary to resolve it. (René Descartes)
・ある仕事がある場合に、一度に全部はやれなくても、やれる部分からやっていると、そのうち全体の検討がついてきて、仕事を終える見通しがつくことがあります。「なんとかなるだろう」という経験に裏打ちされた「楽観」がないと仕事は回りません。
・うつ病では、この「楽観」が「悲観」に変わってしまい、「仕事のプレッシャーを感じすぎてしまって、結果、ストレスが増えすぎてきつくなる」というループが生じ、生活が破綻します。主観的なストレスを増やす作用がうつ病にあるのです。
うつ状態の脳を休め、回復させることで、「悲観」は安らいでいきますが、一度うつ病になってしまうと、良くなるのにしばらく時間がかかります。最初の治療が肝心です。あせらずに治していきましょう。
抗うつ薬 心理教育 認知療法などを組み合わせ、つらい悲観的な考えに対応していきます。うつ病かな、と思ったら当院に早めにご相談ください。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.04.18 | うつ病のすべての記事,院長の独り言,認知行動療法(CBT),こころの症状や病気,カウンセリング,ストレス 適応障害 孤独,働く人のうつ病