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「双極性障害って何ですか?その2」
双極性障害は、躁うつ病とも呼ばれ、躁状態、軽躁状態、うつ状態を繰り返す脳の病気です。20代が好発年齢で男女比は1:1です。
躁状態の時は、短眠で怒りっぽくなり、誇大的でアイデアが溢れ、さらには多弁で注意散漫となり、社会機能が明らかに低下している状態が1週間以上続き、基本的に入院が必要になります。
軽躁状態は、短眠で怒りっぽくなるのは似ていますが、多弁でも論理的性は比較的保たれ、注意散漫でもイケイケの状態になり、4日以上続きます。必要もないのに高級車や趣味のものを買い込んだり、人間関係や事業規模を広げたりして、軽躁状態が終わってから後悔する方もあります。
躁状態や軽躁状態は、他人から見ても目立ち、本人も爽快感を伴う事もあるようですが、10年単位で見ると、躁状態や軽躁状態の後には長いうつ状態が訪れる事が多く、大変つらい状態を長く過ごすことになります。お薬や心理療法で気分の波の上下を少なくしていくのが治療になります。
気分の波が気になる時には、当院にご相談ください。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.04.24 | うつ病のすべての記事,双極性障害 Bipolar disorder 1型 2型,こころの症状や病気,カウンセリング,DSM-5