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「こころの症状や問題の診断は難しい、、ですよね?」
こころの症状はとらえにくく、診断が難しいこともあります。
「DSM」(ディーエスエム)は、アメリカ精神医学会が定期的に発行している診断基準と統計のマニュアルで、専門家同士で使うことで診断が一致しやすいように作られており、何度かの改定を経て、現在DSM-5が出版されています。
それなりのトレーニングを積んでいないと扱うのが難しい面もあり、診断には専門医の総合的な判断が必要ですが、一般の方が読んでも分かりやすい項目もあると思います。日本語版の定価が2万円以上する分厚い本です。
文化は違いますが、日本とアメリカでもこころの症状や問題に共通するところは多く、薬や心理療法の効果を確かめるテストや大規模研究では、診断はDSMに基づいて行われます。日本の役所への申請書類はICDという分類でされることもあり、少しややこしくなっています。
当院でもDSMやICDを参考にして診断と治療を行っています。
気になることがありましたら、お気軽に当院へご相談ください。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院