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父親年齢だけでなく母親年齢も統合失調症発症に関係しているようだ

<今回の文献> Evidence for Genetic Overlap Between Schizophrenia and Age at First Birth in Women JAMA Psychiatry. Published online March 23, 2016. これまでは、受精時の男性の年齢が高いと、パートナーの女性の年齢も高いので、女性の年齢が関係しているように見えるが、統合失調症のリスク増加はやはり男性の年齢が影響しているといわれていました。この研究では、やはり高齢女性の出産では、統合失調症発症の遺伝要因が増える可能性があると説明しています。 dna (1) <ブログコメント> 妊娠時の母親の年齢が高くなると、染色体の不分離が起こり、21トリソミー(ダウン症)などが増えることが広く知られています。最近では、受精時の父親が高齢だと遺伝子変異のある精子の割合が増えるため、子供が統合失調症、精神遅滞、自閉スペクトラム症になるリスクが高まるとの疫学調査結果が出ています。以前の研究では双極性障害も増えるといわれていますね。25-29歳と比べて、加齢しても若くてもリスクが高まるという報告です。 JAMA Psychiatry. 2014;71(3):301-309. 加齢による精子の突然変異増加は、1年で2個ずつ起こるそうです(20歳で40個、40歳で80個)。Nature 488, 471–475 (23 August 2012) ゲノム研究によって、様々な脳や体の病気の特徴が明らかになりつつあり、これは医学のブレイクスルーだと思います。今後の医療界ではゲノム医学の知識が必須になると思います。 心療内科、精神科に関しては当院にお気軽にご相談ください。 愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院

2016.04.09 | こころの症状や病気,統合失調症,論文紹介,ヒトの遺伝と多様性に関して