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「社交不安症(障害)って何ですか?」
社交不安症(社交不安障害)は、いわゆる過度の「恥ずかしがりやさん」「対人恐怖症」「赤面恐怖」などが該当し、社会生活に支障を感じている場合です。
DSM-5の内容を簡単にまとめると、知らない人に会ったり、雑談したり、飲食をしたり、他者の前に何らかの動作をする時に、自分に対する評価が気になって(恥をかく、拒絶される、他人の迷惑になるかも)しまい、自分に注意が向いてしまって、恐怖や不安を感じ、しどろもどろになってしまうようです。
社交状況を回避することも多くなりますが、うまく職業や人間関係を選べば、特に問題なくやっていける人も多くいます。
他にも、十分主張できない、過度に従順である、会話を少なくしようとする、過度に小さな声で話す、視線がをあまりあわせない、過度に硬い姿勢をとる、自宅で多くの時間を過ごす、主婦や母としての人生を送る、などの特徴が見られ、パーティ前の飲酒などでカバーすることもあるようです。
米国での12ヶ月有病率は7%、欧州の中央値で2.3%で、女性が男性の2倍ほどあります。発症年齢の中央値は13歳頃です。
並存症としては、他の不安症、うつ病、物質使用障害が挙げられます。
「うつ病になったら社交不安がひどくなった。」「配置転換になったら、月に2回はみんなの前で話をしないといけなくなったけど、すごくつらい。」などとおっしゃられる方もいらっしゃいます。
治療は、お気軽に当院までご相談ください。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院


2016.07.06 | うつ病のすべての記事,社交不安症 社交不安障害 社会不安障害 SAD,こころの症状や病気