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「パニック発作についてくわしく教えてください」

・パニック発作の定義:DSM-5(アメリカの基準)
 ・激しい恐怖または不快感が数分でピークに達し、その時に13個の症状のうち、4個以上が起こる
  と定義されています。

・パニック発作の13症状
 ・症状を簡単に書くと、動悸 発汗 震え 息苦しさ 窒息感 胸痛や胸部不快感 吐き気や腹部不快感 めまいやふらつき 寒気や熱感 異常感覚 現実感消失や離人感 抑制力を失うまたは「どうにかなってしまう」とこに対する恐怖 死ぬことに対する恐怖 になります。

panic attack

・パニック障害の診断
 ・パニック発作が1ヶ月以上にわたり見られること です

・外来で診ていて多いのは、
 ・心臓の動悸、胸部の息苦しさ、「死ぬかも、どうなかなっちゃうかも」という恐怖 発汗 震え などです。
 ・2月、初夏、秋の悪化がよく見られますが、個人差が多いと思います。
 ・パニック発作が連発すると、広場恐怖やうつ状態が出てきます。
 ・通常、薬物治療を行うと症状はかなりマイルドになります。
  ・症状がコントロールされた状態で生活や行動を継続することで、広場恐怖やうつ状態は、少しずつ改善していきます。
  
・はじめてパニック発作を経験した時には、まずは、心臓・肺・脳などの身体精査をお勧めします。

愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院

2016.04.18 | うつ病のすべての記事,こころの症状や病気,パニック症 パニック障害,DSM-5,体の病気