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「補中益気湯ってどんな漢方薬?」
食欲低下や全身倦怠感がある方にあう薬です。
<添付文書>より
消化機能が衰え、四肢倦怠感著しい虚弱体質者の次の諸症: 夏やせ、病後の体力増強、結核症、食欲不振、胃下垂、感冒、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、半身不随、多汗症
<ジェネラリストのためのメンタル漢方入門>より引用
補気薬の中の一つで、消化吸収を良くする効果があります。
補中益気湯=四君子湯 − 茯苓+(黄耆 柴胡 升麻 陳皮 当帰)。黄耆 柴胡 升麻 の3者が横紋筋と平滑筋の弛緩を引き締めます。手足の重だるい感じを改善させ、内臓下垂、腹圧性尿失禁、膀胱/子宮脱といった括約筋緊張低下にも効果的です。黄耆には利水作用があり、皮膚や皮下の過剰な水分を血管内に引き込むことで浮腫を改善し、発汗を和らげます。
食事がとれるようになれば、自然と体とこころの調子が上向いていきます。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.04.03 | うつ病のすべての記事,うつ病 一般,こころの症状や病気,漢方薬,ストレス 適応障害 孤独