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「ADHDってどうやって診断するの?」
ADHD
= Attention-Deficit/ Hyperactivity Disorder
=Attention(注意)Deficit(欠如)/ Hyperactivity(多動) Disorder(症)
=注意欠如多動症 ですね。
診断基準は以下のとおり。
A不注意9項目 6個以上 (17歳以上では5個以上)
B多動性及び衝動性9項目 6個以上 (17歳以上では5個以上)
A and/or Bが6ヶ月以上持続し、発達水準に相応でなく、社会機能低下があり、12歳前から症状が存在し、2つ以上の状況で症状が認められ、他の病気ではうまく説明できない時。
疫学ですが、子供では多動が目立ち男児>>女児、大人では不注意が目立ち男女差は少ないと思います。最近では、子供のADHDと大人のADHDでは疾患の連続性がない人もいるのではないかという論文が話題になっています。Am J Psychiatry. 2015 Oct;172(10):967-77
程度の差はあれ、ADHDを持つ人では、うつ病、双極性障害、依存症などの合併が高いことが知られています。ADHDへの薬もありますが、合併症への治療も一緒に考えていくと良いと思います。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.03.29 | ADHD 多動 不注意 衝動性