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「うつ病は良くある病気って言うけど?」
WHOの統合国際診断面接(CIDI)を用いた調査によると
うつ病(大うつ病性障害)に関しては、日本では12ヶ月有病率が3%(米国では7%で、18-29歳までの有病率は60代以上の3倍とのデータがあります( DSM-5による))、生涯有病率が7%、と欧米に比べ頻度が低い傾向であったという報告があります。女性は男性の約2倍の頻度ですから、「よくある病気と言えます」。遺伝要因より環境要因の関与が大きいことがわかっています。
双極性障害に関しては、12ヶ月有病率が0.1%、生涯有病率が0.7%で、かなり低い数字が出ています。性による頻度差はほとんどありません。比較的まれな病気といえますが、薬をずっと飲み続けられる方も多いため、外来に通院されている方は少なくありません。遺伝要因と環境要因の両方の関与が大きいことがわかっています。
つらい時はいつでもお気軽にご相談ください。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.04.05 | うつ病のすべての記事,双極性障害 Bipolar disorder 1型 2型,うつ病 一般,こころの症状や病気,ヒトの遺伝と多様性に関して