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「家族のうつ病への対応は?寛解後あるいは半年後」
・「家族がうつ病で心療内科に通っていますが、どう接したら良いのか分からなくて悩んでいます」と、ご家族からのご相談を受けることがありますので、まとめてみました。
<軽症、寛解後、もしくは半年以降>
・ストレス因が明らかな場合や、うまく対処が出来た場合は、数ヶ月で回復基調に入ります。睡眠や集中力が安定してきたら、会社、家庭、学校での役割を再開していきます。睡眠 感情 疲労の不安定性は1−2年続くことがあります。状況にもよりますが、良い状態を続けるための抗うつ薬の維持内服や定期受診をお勧めしています。ご自身の問題を感じる時は相談ノートを使った精神療法(認知療法・対人関係療法など)も行っていきます。
対応例:
・リワーク 1割程度の業務負荷から始めて、半年から1年かけて5-8割位の負荷(仕事)に戻していきましょう。うつ病になる前の負荷が過大であることも多いため、負荷の設定(負荷の変更 量の調整)は、家族、主治医、上司、場合によっては産業医としっかり話し合いましょう。
・症状が良くなってから(寛解後)も、数年は睡眠や感情の小さな波が残る場合も多いので、再発防止のため、1〜2年程度は、治療継続して頂くことをお勧めします。
・その方にあった、対応を外来でお話しさせて頂きます。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.06.11 | うつ病のすべての記事,こころの症状や病気,復職 リワーク,ご家族の方へ うつ病に関して