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「馬が合う」人と一緒に「馬が合わない」人との関係を見つめる
こころの問題はとてもデリケートです。
いわゆる「馬が合う」あるいは「話しやすい」「わかってもらえる」医師を見つける事が治療の進むきっかけになることもあります。「馬が合う」担当医やカウンセラーと一緒に、「馬が合わない」人との関係を見つめて行くことは、安全な環境で苦手なこととの付き合い方を学ぶのに良い方法です。
「関与しながらの観察」というアメリカの有名な精神科医の言葉があります(ハリー・スタック・サリヴァン)。「精神医学的面接」という彼の著書では、不安や安全保障感への配慮の重要性が説かれています。私も「医師と患者のこころの相互作用を常に意識して診療を行い、不安に対して配慮を重視する」ようにこころがけています。
スタッフとともに、来院者の「受診への不安」「こんな事を相談していいのかという不安」「治療への不安」「今後の見通しへの不安」等への配慮を重視した診療を行っていきたいと考えています。
なんでもお気軽にご相談ください。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.03.21 | こころの症状や病気,ストレス 適応障害 孤独,クリニックの特徴