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「統合失調症とSchizophreniaの語源」
2002年に学会で名称変更になり、精神分裂病は統合失調症と呼ばれるようになりました。分裂というと多重人格と間違えやすいような印象もあります。分裂よりも統合失調の方が柔らかい感じがしますね。
Schizoは分裂 Phreniaは横隔膜の意味だったと思います(ラテン語?)。昔は横隔膜にこころがあると思われていたので、分裂した心=精神分裂病=Schizo(分裂)phrenia(精神)となります。
統合失調症の治療薬は昔に比べれば、副作用が少ないものがたくさん出ています。副作用が少ないおかげで、飲み続けることができるようになっており、再発や病状進行が抑えられ、入院患者さんも減り、外来通院が増えてきています。
統合失調症は、きちんと服薬し症状がコントロールされていれば、十分に働くことのできる病気です。
働く世代に多い心療内科の病気というと、うつ病、自律神経失調症、不眠、双極性障害、統合失調症、アルコール依存、パニック障害、強迫性障害、睡眠時無呼吸症候群、お子様の不登校や発達障害、などが挙げられます。
労働者人口が減少していく日本ですが、働いている方の健康をサポートすることで、社会貢献できるクリニックを目指しています。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院