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「うつ病の復職のタイミングは?」
1うつ病の症状について
うつ症状が軽くなっていて、睡眠 食欲 集中力 自責などの問題が少なければ良いと思います。ある程度の負荷にたえられる状態が望ましいと言えます。うつ病は改善後も、個人差が大きいとは言え、症状の波は半年から数年間続く場合が多いと思います。抗うつ薬は復職後も1-2年程度は飲む方が再発は少なくなるでしょう。
2職場の環境要因
ストレス因が仕事関係だった場合に、職場や本人がストレスへ対処できているかが問題となります。復職(リワーク)の制度が整っている会社では、数ヶ月〜半年〜1年ほどかけて、通常負荷に戻す場合が多いと思います。うつ病の症状の不安定性を考えると適切だと思います。
3本人の環境要因
家族の問題 本人の健康問題 その他の精神的問題(パーソナリティ障害 強迫症 社交不安症 パニック症 全般不安症 PTSD 依存症など)がある場合は、それらへの現実的な対処を行うことで、体調やうつ症状の不安定性を減らすことになります。
123への対応がある程度できるようになった時が、復職のタイミングです。123を良くするための相談を当院で行います。
うつ病は、「頑張りすぎると悪化する病気」です。ストレスへの対処 適度な休養 継続的な医療が早く良くなるためには必要だと思います。
愛知県豊田市の心療内科 豊田土橋こころのクリニック 2016年8月開院
2016.04.28 | うつ病のすべての記事,こころの症状や病気,働く人のうつ病,復職 リワーク,依存症