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入眠困難が突然出ましたが、どうしたらいいですか?
突然の入眠困難があると、今後の生活が不安になりますよね。
入眠困難の原因は多岐に渡りますので、
私は、下記の順番でチェックをしています。
1 睡眠生活リズム表を記載し、頻度、程度、起こる曜日や季節を見える化します。
2 一定の生活リズムになっているかを確認します。
3 起床後14−16時間後に眠くなるため、入眠困難の生じる日の起床時間や昼寝の有無や量を確認します。
4 カフェインを朝以外に摂取していないかを確認します。
→カフェインは半減期が長いので、昼食やアフタヌーンティーでの摂取でも入眠困難が起こることがあります。
5 お風呂の時間を確認します。湯船から出て、2時間後程度で眠気がきやすくなるようです。
→お風呂は早めに入りましょう。
6 入眠前のブルーライト、精神的な刺激、過度な運動が無いかを確認します。
7 入眠前の考え事の内容、うつ病(入眠困難が生じます)の有無、パニック発作の有無、全般不安症(寝る前に考えすぎて眠くなります。)等の有無を確認します。
8 春秋の夜に心が昂って眠れなくなる方が一定数います。
9 その他、思いもよらない不眠の原因があるため、心理的な側面からも相談ノートを用いて探っていきます。
10 翌日の昼の眠気や集中力低下がなければ、リズム表で頻度や程度の見える化→環境調整でなんとかなる方もいらっしゃいますが、それでも難しければ、デエビゴやクービビック(依存性がないタイプの睡眠薬)を処方します。
いつも外来で上記を説明し切ることが難しいので、
来院者への説明資料として作成させて頂きました。
NO SLEEP、NO LIFE →良い睡眠をおとりください。
No one can beat sleep deprivation. →誰も睡眠不足には勝てません。
豊田土橋こころのクリニック 院長
2025.04.20 | よく頂くお問い合わせへの回答,医院ブログ,うつ病のすべての記事,こころの症状や病気,不眠症(睡眠障害)